福島県 | ご当地ラーメン探訪

※画像はイメージです。 もっちりとした幅広麺とチャーシューがたまらない 人気があるのは全国にフランチャイズ展開している「坂内」の本家筋にあたる「坂内食堂」。ここは喜多方でも珍しい塩ラーメンが基本である（といっても醤油も少々使っている）。「坂内」や「小法師」（「坂内」の系列店）が完全に醤油なので、それに慣れた人が「坂内食堂」で食べるとちょっと驚くことであろう。「坂内食堂」「坂内」「小法師」に共通で人気なのが肉そば。丼の一面にたっぷりのバラ肉チャーシューが入っている。喜多方のラーメン店は朝が早いことでも知られているが、ここ「坂内食堂」は7時開店。喜多方の中でも特に早いほうである。 「坂内食堂」と人気で双璧なのが「まこと食堂」。ここは座敷になっており、キャパシティも大きく、観光バスが寄ることもある。スープは豚骨清湯と煮干し。オーソドックスな醤油味だが、コクがあり、スープまで飲み干していく客も多い。自家製のチャーシューはバラ肉7割に対してもも肉が3割。全国発送の通販もやっている。 新横浜ラーメン博物館の開館当時に入っていたことで知名度を上げたのが「大安食堂」。一階が駐車場になり、店舗は二階にあるという変わり種。 雑誌のアンケートで喜多方で一番になったこともある「上海」は、女性創業者から女性店主に引き継がれている味。内装や器などにも女性店主なりの気遣いが感じられる。もともと幅広の太麵が多い喜多方の中でもいちばん太いと思われるのが「食堂なまえ」。極太手打ち麵と黄金色のスープが人気だ。 JR喜多方駅から徒歩圏内に数多くの店がひしめき合っているので、電車での観光でも十分に楽しめる。 少し時間があれば隣町の会津坂下に足を運んで、「食堂いしやま」の冷やしラーメンを食べていただきたい。ここは冷やしラーメンの元祖といわれる山形の「栄屋本店」が冷やしラーメンをはじめた昭和27年から、同じく冷やしラーメンを提供している。製法、味共にまったく違うので、おそらくどちらもオリジナルであると思われる。「食堂いしやま」も知られざる元祖といっていい。また会津若松にも人気のラーメン店、老舗ラーメン店がたくさんある。 喜多方ラーメンとは 福島県の喜多方市発祥の郷土食。喜多方ラーメンの元祖といわれる「源来軒」は1925年に開店しており、数あるご当地ラーメンの中でもかなり古い部類に入る。 特徴は加水率の高いもっちりとした極太の幅広い平打ち麵、スープは澄んだ醤油味。豚骨と煮干しをブレンドした出汁が多く見られる。飯豊山(いいでさん)から流れる名水を使っているので麵もスープも生きてくる。そのため東京にある喜多方ラーメンは現地から麵もスープも輸送している場合が少なくない。チャーシューはバラ肉の煮豚が多く、普通のラーメンにも四～五枚のる店が多い。チャーシュー好きの人間には嬉しいことだ。ましてやチャーシュー麺（店によってはメニュー名が「肉そば」）の場合は20枚近くのる店もあり、頼む前に要確認。 喜多方では、なぜか、朝早くからやっているお店が多いのが特徴。これは朝食としてラーメンを食べていたかららしい。 また、店名に「食堂」とつくお店が多い。これは田舎である喜多方に蔵の写真をとる観光客が来るが、ファミリーレストランなど少なく、食事をとるには大衆食堂に行き、またそこの代表的なメニューが喜多方ラーメンだった、その名残との説がある。 ●老舗の喜多方ラーメン店 源来軒 https://ramendb.supleks.jp/s/5177.html 1925年創業。喜多方らーめん元祖。手打ち麺と手づくりギョウザが有名。 櫻井食堂 https://ramendb.supleks.jp/s/10142.html 1904年民宿から創業。栄養バランスの良い蔵ラーメン。 丸見食堂 https://ramendb.supleks.jp/s/5178.html 1929年創業。喜多方ラーメン+本格中華料理。 食堂 いしやま https://ramendb.supleks.jp/s/101724.html 1952年創業。冷やしラーメンが有名。 坂内食堂 喜多方本店 https://ramendb.supleks.jp/s/885.html 1958年創業。元祖“朝ラー”店。分厚くとろけるチャーシュー。 大安食堂 https://ramendb.supleks.jp/s/97164.html 1978年創業。新潟や仙台にも出店。 老舗 上海 https://ramendb.supleks.jp/s/10153.html 1948年創業。チャーシュー麺とチャーシュー丼が名物。 老麺 まるや https://ramendb.supleks.jp/s/10114.html 1954年創業。動物魚介野菜のトリプル出汁。 食堂 なまえ https://ramendb.supleks.jp/s/7001.html 1972年創業。オーソドックススタイル、極太麺。 ●人気の喜多方ラーメン店 らーめん 一平 喜多方本店 https://ramendb.supleks.jp/s/4352.html 坂内食堂系譜。背脂入りの「じとじとラーメン」が看板。 喜多方ラーメン 喜一 https://ramendb.supleks.jp/s/9904.html 自家製・手打ち縮れ麺。店主はフランス料理屋出身。 食堂 はせ川 https://ramendb.supleks.jp/s/4365.html 淡麗醤油中華そば。名物の大チャーシュー。 麺や玄 https://ramendb.supleks.jp/s/73602.html アゴ出汁。名物「ショッテリ」は醤油+背脂+玉葱みじん切りのラーメン。 松食堂 https://ramendb.supleks.jp/s/4421.html 坂内食堂 喜多方本店の隣、王道喜多方ラーメン。チャーシューが美味で人気。 来夢 https://ramendb.supleks.jp/s/4364.html 厚切りチャーシューあぶり焼きラーメン。 ラーメンうめ八 https://ramendb.supleks.jp/s/82661.html 豚骨、鶏ガラ、煮干し、利尻根昆布、椎茸の出汁。 活力再生麺屋 あじ庵食堂 https://ramendb.supleks.jp/s/135200.html 淡麗しじみ潮、熟成醤油、芳醇味噌の3種のベースのラーメン。 赤れんが https://ramendb.supleks.jp/s/10103.html レンガ作りのTVによく出るお店。トロトロの角煮チャーシュー。 めん房 大喜 https://ramendb.supleks.jp/s/10143.html 喜多方元祖白味噌ラーメン。駐車場広い。 塩川屋 https://ramendb.supleks.jp/s/76233.html 蜆出汁の潮ラーメン。農家レストランで豚しゃぶしゃぶもある。 喜多方 満喜 https://ramendb.supleks.jp/s/111260.html 喜一を継承した我流。塩ラーメンが人気。 喜多方ラーメンは市内に100軒ほどあるラーメン店をまとめて「喜多方老麺会（http://www.ramenkai.com/）」という組合を持っている。地図などガイドマップを公開しているので是非参考にどうぞ。http://www.ramenkai.com/pdf/pamphlet.pdf ●首都圏の喜多方ラーメン店 喜多方屋 本店 https://ramendb.supleks.jp/s/8440.html 麺は喜多方から直送。 麺や 七彩 八丁堀店 https://ramendb.supleks.jp/s/84717.html 無化調ラーメンにこだわり。 喜多方食堂 浅草本店 https://ramendb.supleks.jp/s/68965.html 喜多方から取り寄せた星醸造の醤油と味噌使用。 食堂 七彩 https://ramendb.supleks.jp/s/62782.html 無化調。稲庭中華そば麺(熟成乾麺)あり。 喜多方らーめん 新じま https://ramendb.supleks.jp/s/150807.html 正統派喜多方ラーメンの人気店。 きたかた食堂 https://ramendb.supleks.jp/s/92158.html 喜多方の麺や玄系列。 無化調醤油らーめん提供。 喜多方ラーメン 坂内内幸町ガード下店 https://ramendb.supleks.jp/s/119376.html 喜多方ラーメン最大多店舗展開チェーン。安定の味。